総選挙視聴率は過去ワーストでも、実は快挙!? AKB48人気は本当に凋落したのか

 53枚目のシングルを歌うメンバーを選ぶ『第10回AKB48世界選抜総選挙』開票イベントが16日、ナゴヤドームで開催され、19万4,453票を獲得した松井珠理奈(SKE48)が、2位の須田亜香里(同=15万4,011票)に大差をつけて、初の女王に輝いた。

3位は宮脇咲良(HKT48)の14万1,106票で、以下はグッと票が減り、4位=荻野由佳(NGT48)、5位=岡田奈々(AKB48)、6位=横山由依(同)、7位=武藤十夢(同)、8位=大場美奈(SKE48)、9位=矢吹奈子(HKT48)、10位=田中美久(同)の順となった。

同イベントは今年もフジテレビ系列が生中継したが、視聴率は第1部(午後7時~8時51分)が5.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2部(午後8時51分~9時24分)が11.0%で、同局が2012年に中継を開始して以来、ワーストとなった。最高瞬間視聴率は宮脇の3位が発表された午後8時59分の13.8%だった。

やはり視聴率が過去最低だった昨年は、第1部=6.1%、第2部=13.2%で、これと比較しても、視聴率は完全にジリ貧状態。13年の第5回では、第1部で20.3%と大台を突破しており、その当時と比べると、爆下げしているのは事実。

今年は区切りの10回目とあって、海外姉妹グループのBNK48、TPE48などにも初めて立候補権が与えられ、間口を広げた。また、従来、当選枠は80位までだったが、今年は100位までとして、運営側も知恵を絞ったが、視聴率という数字には結びつかなかった。

全盛期には主力メンバーはテレビ番組に出演しまくって顔を売っていたため、総選挙は国民的関心事だった。しかし、大島優子、前田敦子、渡辺麻友、高橋みなみ、篠田麻里子といった初期の人気メンバーは続々と卒業。昨年まで3連覇を果たしていた指原莉乃(HKT48)が出馬を辞退し、立候補者で一般的な知名度があるのは珠理奈と横山くらいのものだった。そんな環境下での総選挙だっただけに、世の関心は高くはなかったようだが、本当にAKBグループの人気は凋落してしまったのだろうか?

「確かに一般的な関心度という意味では、メンバーのテレビ番組などへの露出が減ったこともあって落ちたのは否めない事実です。開票速報で下位はネームバリューの低いメンツが並んでいたので、第1部で5.7%しか取れなかったのは致し方ないでしょう。視聴率が過去ワーストだったと言いますが、この出馬メンバーで、第2部で2ケタを取ったのは、ある意味で快挙。ましてや、放送しているのは視聴率低迷が著しいフジなのですから、11.0%でも大健闘です。裏では、人気番組の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)などが放送されています。そんな中でのこの数字には価値があります。さすがにファンにも視聴率は操作できないのですから」(芸能関係者)

そして、見逃してはいけないのが、総投票数の激増だ。過去最高は昨年の338万2,368票だったが、今年は383万6,652票で、約45万票も激増している。当然対象CDには“投票券”が入っているのだから、CDの売り上げ増でビジネスとしてはウハウハなはずだ。

確かに社会的なブームは終焉したと見ていいのかもしれないが、AKB人気は決して凋落はしていないようだ。果たして、来年の総選挙ではどういう結果が出るのか、そして、視聴率2ケタを維持できるのか、注目されるところだ。
(文=田中七男)

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